10/04/13 19:08:37
米国でのトヨタ・バッシングは豊田章男社長(五三)の公聴会出席で沈静化しつつ
あるが、リコール問題が拡大した時期に出た章男社長の進退観測はまだ燻っている。
取り沙汰された候補が社内事情や健康不安などから現実味を欠く中、今なお一部で
聞かれるのが、豊田自動織機の豊田鐵郎社長(六四)の登板説だ。
同氏は、今日のグループの礎を築いた豊田佐吉翁の甥である豊田英二トヨタ自動車
最高顧問(八四)の次男。豪放磊落な性格で高級車「レクサス」の立ち上げに携わる
など実績もありながら、章男氏との兼ね合いもあってトヨタ自動車から織機に移った。
自動車時代には米国駐在を通じ、現地事情を肌で感じた。米国は自国の自動車産業が
危機に陥れば、雇用を創出する現地生産の有無に関係なく、国を挙げて日本企業を
叩きにくるとみて、早くから警鐘を鳴らしていた。
これまでもトヨタ自動車は危機に瀕した際、グループ始祖の織機から社長を招いている。
たとえば、創業者の豊田喜一郎氏が労働争議で退任した際は石田退三氏が織機から
転じている。鐵郎氏は章男氏より年長で、社長交代となっても章男氏再登板の芽も
残せるとされるが、さて。
◎トヨタ自動車(7203) URLリンク(www.toyota.co.jp)
◎ソース フォーサイト4月号 NEWS PROBEより
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)