10/04/10 00:50:19
「最近の若者はやる気がないと言われているが、就労や進学の意欲はあるのに
ITスキルの習得機会に恵まれない若者も多くいる。マイクロソフトは NPOと連携して、
若者にITスキル習得機会を提供していく」---。
2010年4月9日、若者の就職を支援する政府事業「地域若者サポートステーション」を
受託するNPO法人のスタッフを対象としたマイクロソフト認定トレーナー(MCT)養成
講座を、マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏が訪問。受講者と意見交換を
行った。
マイクロソフトは2010年1月から、「地域若者サポートステーション」を受託する
NPO法人と連携して、15歳から39歳の年齢層の就職を支援する「ITを活用した若者就労
支援プログラム」に取り組んでいる(関連記事)。同プログラムは、未就職かつ未就業の
状態にある男女に対して、ITスキル講習を無償提供するもの。4月14日の埼玉県川口市の
サポートステーションでの開講を皮切りに、全5カ所のサポートステーションで順次
講座をスタートする。1月から4月上旬までを準備期間にあて、講習に使用するテキストの
開発と、NPOスタッフをIT講師に育成するための教育を行ってきた。同日がNPOスタッフ
向けMCT養成講座の最終日にあたり、受講した10人のスタッフは、試験を経てMCTに認定
される。MCTを取得したスタッフは、4月から各サポートステーションでITスキル講習の
教壇に立つ。
NPOのスタッフをIT講師に育成する狙いについて、NPO法人育て上げネット理事長の
工藤啓氏(写真4)は、「外部のプロ講師に依頼していては、資金面の問題で長期的に
ITスキル講習を続けることは難しい。また、若者の現状に合わせた支援をするためには、
未就労の若者が集まる地域若者サポートステーション内にIT講師がいることが望ましい」
と説明した。
今回のMCT養成講座では、マイクロソフトの最新製品であるWindows 7とOffice 2010を
対象とした。
「最新のテクノロジーを習得すれば、今後長きにわたり就労に有用なスキルとなる。
企業の現場では、まだWindows XPを利用しているところが多いが、Windows 7への移行を
検討する企業は確実に増えてきている。Windows 7とOffice 2010を身に付けておくことは、
将来きっと役立つ」(樋口社長)。
講座に参加したNPOスタッフの一人は、「Windows 7とOffice 2010は初めて触ったが、
若者に何を教えればよいのか、どのように教えればよいのかが整理できた」と感想を
述べた。
●マイクロソフト認定トレーナー(MCT)養成講座に参加した
NPOスタッフと意見交換をする樋口社長
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
◎ソース
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)