【メディア】生き残れるのは読売だけ--これは終わりの始まりか? 日経『電子版』創刊に固唾を呑む新聞業界 (週刊現代) [04/07]at BIZPLUS
【メディア】生き残れるのは読売だけ--これは終わりの始まりか? 日経『電子版』創刊に固唾を呑む新聞業界 (週刊現代) [04/07] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/04/07 21:15:07
確信なき経営、他愛もないリストラ、読者・視聴者はそっちのけ、しらける現場―。

いまや新聞記者を目指す学生でも、ニュースはネットで流し読みというのが珍しくない。
むしろ珍しいのは、いまどき新聞記者を目指す学生のほう。読者に捨てられた新聞は、
ついに紙まで捨てるのか。

■読者は損をしていたのですか

3月23日、いよいよ日経新聞「電子版」が創刊された。創刊当日は駅などで「本日解禁」と
題したパンフレットをバラ撒き、翌24日の日経紙面にも、「START! Web刊」という見開き
全面広告が躍った。

「もうひとつ日経新聞をつくるような、決意。」

というキャッチコピーからは、日経首脳陣が、いかにこの電子版にかけているか、すがる
ような思いが伝わってくる。

「Web刊」と名付けられれたこの電子版のウリを、パンフレットや全面広告から簡単に紹介
しておこう。

まず第一が、ネットならではのリアルタイム速報。全面広告ではこう謳(うた)っている。

「情報の入手が遅ければ、つまり、知らなければ、損をすることもありえます。(略)経済の
ニュース報道こそ、リアルタイムであるべきです」

だったら、これまで紙の日経新聞を読んでいた読者は損をしていたのか、という気もするが、
まぁ先を急ごう。

第二のウリは、自分の関心のあるキーワードを登録しておくと、自動的に関連ニュース
ばかりを収集したり、ご親切にも読者の登録情報から興味のありそうなおすすめ記事を
ピックアップしてくれたりするというカスタマイズ機能。他にも紙面には掲載されない
オリジナル記事や解説が読めること、携帯からもアクセスできることなどを大々的に
紹介している。

購読料は「紙」の日経新聞と併読の場合、月額5383円、電子版のみの購読料は月額4000円
(いずれも税込み)。これは「紙」版の日経とほぼ同額となり、支払いはすべてクレジット
カードで行われる。

現在は4月末までのお試し期間中で、本誌も早速、「Web刊」のページにアクセスしてみた。
見出しが何十本と並び、それぞれに更新時間がついているが、それを見る限り、確かに
1~2分ごとに次々ニュースが発信されていることがわかる。ただ、あまりにも情報量が
多くて、先に紹介したカスタマイズ機能などを使わないと、とても全部読み切れそうもない。

また、大きく取り扱われている記事もあるが、ごく一部で、その他は同じサイズの見出しが
「主要ジャンル速報」として並んでいるから、関心のある記事を探すのもそう簡単ではない。
いまさらながら、24時間リアルタイムで更新される情報をすべて読もうと思ったら、
こちらも24時間、画面の前に張り付いていなければならないと気づき、ボー然とした。

日経首脳陣は、5月からの本格有料稼働に向けて、早い段階で有料登録読者を30万人にしたい
考えだ。今年1月には電子版の広告営業を担うデジタル営業局も立ちあげたばかりである。

ただ、素朴な疑問として、電子版がそんなに優れているなら、"リアルタイム"じゃない
新聞を読む人は減るのではないだろうか。

※続く

◎ソース 週刊現代 「経済の死角」
URLリンク(gendai.ismedia.jp)


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