10/04/07 12:47:14
セキュリティ研究者らが参加する調査機関のInformation Warfare Monitor(IWM)と
Shadowserver Foundationは4月6日、組織的にマルウェアを操って各国の政府機関など
から大量の情報を盗み出しているサイバースパイネットワークの存在を突き止めたと
発表した。
8カ月に及ぶ調査で作成した報告書によると、このネットワークはマルウェアを使い、
複数の国で政府、企業、研究機関などのコンピュータネットワークへ組織的に侵入して
いた。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの事務所やインドの国家安全保障機関
などから情報を盗み出したほか、膨大な量の国家、企業、個人についての情報を盗んで
いたことが分かったとしている。
攻撃側はクラウドコンピューティングシステムやTwitter、Google Groups、Baidu
Blogsなどのソーシャルネットワーキングプラットフォームを駆使してマルウェアに
感染させたコンピュータを操り、中国にある中核サーバで運営していたという。
誰が攻撃を仕掛け、その動機も何であるかは不明だが、状況証拠を通じて攻撃に
関与したとみられる人物が中国・四川省の成都にいる可能性があるとしている。
IWMは昨年、世界100カ国以上の政府機関などを監視していたとされるスパイネット
ワーク「GhostNet」についての報告書を発表して注目されたが、今回見つかったのは
これとは別のネットワークだという。
◎ソース
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
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