【通信】携帯電話端末のSIMロック解除、「基本的に意味がない」--KDDIが主張 [03/31]at BIZPLUS
【通信】携帯電話端末のSIMロック解除、「基本的に意味がない」--KDDIが主張 [03/31] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/03/31 23:19:47
「単純にSIMロックを解除すればユーザーにメリットが生まれるということではない」―。
KDDIは、4月2日に開催される総務省のSIMロックに関する公開ヒアリングに先立ち、
3月31日に記者会見を開催。SIMロックの現状について報道陣に説明するとともに、
SIMロックの解除を求める声に反論した。

SIMロックとは、携帯電話で特定の事業者などのSIMカードしか対応しないように制限
するもの。NTTドコモとソフトバンクモバイルの場合、自社SIMカードのみを受け付ける
仕組みを設けている。KDDIの場合、セキュリティ上の理由からその端末に最初に挿入
されたSIM以外は受け付けない仕様になっており、ユーザー間で端末を貸し借りする
といったこともできないようにしている。ただしauショップでロックを解除することは
できる。

KDDIはSIMロック解除が大きな意味を持たない理由として、大きく3点を挙げる。

1つは通信事業者によって、利用している通信方式が異なることだ。NTTドコモ、
ソフトバンク、イー・モバイルはW-CDMAと呼ばれる方式を利用しているのに対し、
auが採用しているのはCDMA2000。W-CDMAとCDMA2000にSIMカードの互換性はなく、
両方式に対応している端末も現時点では存在していない。このため、たとえSIMロック
を外したとしても、auユーザーが持っているSIMをNTTドコモの端末に挿せば通話が
できる、といったことにはならないというのだ。

2つめは各社が利用している周波数の違いだ。既存の端末は、各通信事業者の利用して
いる周波数にしか対応していない。どのキャリアの周波数にも対応する端末でなければ、
SIMカードを差し替えても使えない。

3つめは各社のサービスの技術仕様が異なることだ。音声、SMS(ショートメッセージ)、
テレビ電話の仕様については3GPP標準で仕様が決められているため、SIMロックが解除
されればさまざまな端末で利用可能だ。しかしEメールやインターネットアクセス、
アプリなどは企業により仕様が異なり、互換性がない。

これらのことから、現状でSIMロックの解除は「基本的に意味がない」(KDDI渉外
・広報本部 渉外部 部長の古賀靖広氏)というのが同社の主張だ。

次世代高速通信技術「LTE」の時代においても、根本的な問題は同じだと古賀氏は言う。
各社は2010年度以降、順次LTEを採用する計画だ。しかしその開始時期にはばらつきが
あり、利用する周波数帯も違う。また、データ通信にLTEを利用しても、音声通話には
第3世代携帯電話(3G)ネットワークを使う方法が検討されている。

各社の通信方式や周波数に対応した端末が登場しない限り、SIMロックを解除しても
異なる通信事業者間で同じ端末が使えるわけではなく、たとえ同じ端末が使えても
限られたサービスしか利用できないようでは、ユーザーへのメリットは薄い。しかも、
さまざまな仕様に対応しなくてはならない分、端末の開発コストは上がり、それは
結果的に価格上昇につながってしまう―。これがKDDIの言い分だ。

「SIMロック解除は端末の問題と理解している。各社の利用する周波数帯やサービス
仕様が異なる中で、すべてに対応する端末が出てくればロックを解除する意味がある。
ただ、そこは市場競争にゆだねるべきだ」(古賀氏)

※続く

◎ソース URLリンク(japan.cnet.com)


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