10/03/30 10:02:48
新日本製鉄と世界最大の鉄鉱石生産会社であるブラジルのバーレは29日、
2010年度の鉄鉱石価格について、過去最も高い最大110ドル(1トンあたり)で合意した。
前年度の2倍の大幅値上げとなる。新日鉄は鋼材価格を十数%引き上げる方針とみられる。
今回決まったのは4~6月期の「仮価格」。正式価格ではないが、今後の交渉の目安となる。
新日鉄以外の日本の鉄鋼大手も同水準の価格で合意する見通し。7月以降については再交渉する。
鉄鉱石は年間固定価格を決める交渉方式が30年以上続いてきたが、中国の需要増を背景に
バーレが交渉の主導権を握り、スポット価格を反映しやすい四半期ごとの価格改定を要求。
新日鉄は国内鋼材需要が回復していないことなどを理由に大幅値上げの回避を目指したが、押し切られた。
鉄鋼原料用石炭(原料炭)も4~6月期は前年度比55%増の値上げが決まっており、
単純計算すると、国内鉄鋼業界の原料費は年間で1兆円規模増える見通し。
鉄鋼大手は鋼材価格交渉で顧客に転嫁する考えだが、自動車メーカーなどの強い反発が予想される。
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