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欧州中央銀行(ECB)のビーニ・スマギ専務理事は、ユーロ圏加盟国が国際通貨基金(IMF)に支援を要請することは
ユーロの安定を損なう恐れがあるとの見方を示した。ドイツの週刊誌ツァイトとのインタビュー内容が24日明らかになった。
専務理事は「欧州の経済および金融の安定に関心を持つ者は国際通貨基金(IMF)の介入に反対すべきだ」とし
「IMFに頼ることはユーロの安定に不利益となる恐れがある」と述べた。
また、ドイツが先ごろ、ユーロ圏の規則を順守しない国に対し、最終手段としてユーロ圏からの離脱を可能にする仕組みが
必要との考えを示したことについて「われわれは加盟国が自らの問題を正すことを確実にすべきだが
(ユーロ圏から)追い出すことは必ずしも最良の方法ではない」と反論した。
加盟国によるギリシャ支援については、加盟国間の救済を禁じる規定に必ずしも違反しないと述べた。
「協定は非常に明確で、加盟国間における財政の移転はできない。ただ一時的な融資は禁じられておらず、協定に違反しない」
とした。
▽ソース:ロイター (2010/03/24)
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