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「50年で最も影響力のあったゲーム」とはどんなものでしょうか。
米ロチェスターのゲーム博物館「International Center for the History of Electronic Gam
es (ICHEG)」のディレクター、Jon-Paul Dyson氏が選びます。
■『ポン』
「『ポン』は1972年に登場した最初のコイン投入型ゲーム機。最初はAndy Capp'sという酒場
でテストされた。ゲーム機はコインですぐに一杯になったからオーナーは機械が壊れていると
思って業者を呼んだ。家庭用版は1975年に発売され、1977年にはAtari 2600版が登場、何百万
人ものアメリカ人をゲーマーにし、ゲーム業界のリーダーになった」
『ポン』は向き合ったラケットでボールを打ち合うというシンプルな内容。ゲーム機の元祖の
ようなものですから、選出されて当然でしょう。
■『パックマン』
「『パックマン』はリアルなキャラクターが初めて登場したゲームだった。それはあなたが
最初に一体感を覚えたキャラクターで、2年後、『ミズ・パックマン』はアーケードゲーム
業界におけるベストセラーとなった」
『ミズ・パックマン』は学生たちが『パックマン』を改良してしまったところ、正式にライセ
ンスされるに至ったという変わり種のゲーム。当時日本では未発売でしたが、米国では歴代
最高のヒットとなったそうです。
■『テトリス』
「『パックマン』以後の業界はどこかで見たような冴えないゲームばかりになったが、ある
ゲームがパソコンで人気を博し、明るい輝きを放つようになった。パソコンゲームの世界で
一人勝ちしたのは『テトリス』。1987年にロシアから輸出されたゲームで、直感的に遊べる
最初のカジュアルゲームとなった」
■『スーパーマリオブラザーズ』
「ゲーム産業はNESが発売された1985年に停滞から解き放たれた。NESはゲーム産業の復活を
助け、任天堂をメジャープレイヤーにした。『スーパーマリオブラザーズ』は日本のゲーム
伝説、シゲル・ミヤモト(宮本茂氏)の創造物であり、彼は恐らくゲームデザインの世界で
最も尊敬された一人だ。『マリオ』は衰える兆候を全く見せず、今日遊んでもまだ面白い」
■『ソリティア』
「1990年、マイクロソフトはWindowsに一人用のカードゲームをバンドルした。ゲームは技術
的な革新無しにユーザー層を大きく広げることとなった。『ソリティア』はゲームへの扉を
開き、ユーザーがマウスを自由に扱えるようになるのに役立った」
■『モータルコンバット』『DOOM』
「敵に勝ったお祝いとして心臓や背骨を引っこ抜く『モータルコンバット』や『DOOM』に
よって、1993年のゲーム業界は暴力描写に関する論争に巻き込まれていた。米上院は公聴会を
開いたが、ゲーム業界はこれに先んじてESRBを作った。現在ゲーム業界には明確なレーティン
グがあるが、これはかなり強力なシステムだ」
■『ザ・シムズ』
「2000年に『ザ・シムズ』が発表されたことでゲーム人口は大きく広がった。
『ザ・シムズ』は女性を呼び込む最初のゲームの一つであり、すぐに女性プレイヤーに人気の
ゲームとなった」
ソース
URLリンク(news.livedoor.com)