【家電】サムスン「封印された成長秘話」 ソニー、パナソニックも勝てない世界企業の秘密に迫る [10/03/20]at BIZPLUS
【家電】サムスン「封印された成長秘話」 ソニー、パナソニックも勝てない世界企業の秘密に迫る [10/03/20] - 暇つぶし2ch2:@@@ハリケーン@@@φ ★
10/03/22 18:19:07
>>1のつづき

 サムスンや日本の電機メーカー、流通業界の関係者の意見を総合すると、サムスンが世界
戦略を展開するうえで、ある一定のパターンがあるという。その先兵となるのは、決まって
携帯電話だ。

「発展途上国に進出する場合、サムスンは携帯電話のアンテナ設置などインフラ整備を支援
して、見返りに端末を導入させる方法を取ります。まず携帯で市場を切り開くやり方は、
マーケティングリサーチも兼ねているのです」(流通関係者)

 だが、サムスンの戦略を単純に賞賛するわけにはいかない。サムスンにとって長い間ベンチ
マーク(指標)であったソニーは、以下に述べる過去の経緯から、サムスンへの警戒心を解かな
いだろう。電機メーカーを取材する記者や業界関係者は、'04年に設立されたソニーとの合弁
製造会社「S-LCD」に、サムスンの企業風土が表れていると口を揃える。

 ソニーは'97年から平面ブラウン管テレビ「WEGA」ブランドを発売したが、この商品の成功
のために薄型液晶テレビへの切り替えが遅れたことも事実であった。出井伸之会長兼CEO(当時
)は薄型テレビへの方針転換を決め、液晶パネル製造のパートナーにサムスンを選んだ。

 経済産業省や国内メーカーからは、テレビ技術の流出を危惧する声が上がり、国内各社に
対する裏切りと見なされ、「国賊」と非難された。それでも出井氏は「国内メーカーとの
提携は考えたこともなかった」と語っていた。

 しかし、出井氏はこれらの非難に耳を傾けるべきだった。S-LCDでは、ソニー側とサムスン
側の建物の間にファイアウォール(通信を制御する壁)が建てられ、テレビ技術は相互に漏れな
いよう管理されていると言われた。だが、あるソニーの元技術幹部は、こう証言する。

「ファイアウォールなんて、あってないようなものでした。そもそもパネルがあるからと
いってテレビができるわけではなく、やはり画作りの技術があって初めてテレビ画面ができま
す。画作りが弱いサムスンから聞かれれば教えるしかなく、ソニーの優れた技術がサムスン側
に流れたことは否めません。
また、サムスン側と一緒に働いていた優秀なエンジニアがヘッドハンティングされ、私が
知る限りで50人以上が引き抜かれました」

 この背景には、出井会長時代に行われたリストラによって、ソニーの優秀なエンジニアの
間に会社への失望感が広がっていたという事情もあったようだ。

<以下略>

-以上-


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