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調査会社の ROA Group は2010年3月19日、「中国 ZTE・ファーウェイ(Huawei)に
おける勢力増大の要因とそれに対する考察」というレポートを発表した。
同社によると、2008年から2009年にかけて、世界の携帯電話端末ベンダーの出荷台数
シェアに大きな変化が起こっているという。
世界トップ5の Nokia、Samsung Electronics(サムスン電子)、LG Electronics
(LG 電子)、Sony Ericsson(ソニー エリクソン)、Motorola(モトローラ)に続き、
データ通信端末も加えた出荷台数シェアで6位につける中国 ZTE が、2009年にはさらに
業績を伸ばしており、また、ZTE に次ぐシェアを占める Huawei(ファーウェイ)も、
今後の躍進が期待できるそうだ。
2008 年から2009年にかけて、世界の携帯端末ベンダーにおける端末出荷台数シェアで
起きた大きな変化とは、フィンランドの Nokia、スウェーデンの Sony Ericsson、
米国 Motorola などの欧米勢力が出荷台数を減少、一方では韓国の Samsung と LG が
成長を見せていることだ。
しかし、データ通信端末も加えた市場で見ると、中国勢が大きく躍進しているという。
2008 年時点でデータ通信端末も加えた出荷台数シェアで6位だった中国 ZTE が、
2009年にかけてさらに業績を伸ばし、2009年通年の出荷台数が6,000万台前後に達した
そうだ(ZTE 発表)。財務面でも、ZTE の2009年第3四半期決算ベースで、売上が前年
同期比で約40%増、純利益も前年同期比約60%増だという。
中国で ZTE に次ぐシェアの Huawei は、出荷台数ではまだ ZTE の半分程度であるが、
世界最大の携帯通信キャリア、中国移動のネットワークインフラの3分の1のシェアを
すでに獲得しており、また、 2009年から中国国内で 3G が本格開始したことから、
ネットワークインフラ部門での収入に比例した躍進が期待される。
●グラフ/世界の携帯端末ベンダー別出荷台数
(音声端末+データ通信端末、2008・2009 年、出典:ROA)
URLリンク(img.news.goo.ne.jp)
●ZITE 製携帯端末(出典:ZTE)
URLリンク(img.news.goo.ne.jp)
◎ソース
URLリンク(news.goo.ne.jp)