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道は、道債の今後の返済に備えて積み立てている減債基金について、積み立て不足の総額が2014年度末で、計2580億円に
膨らむとの試算を示した。予算の歳入不足を補うため、すでに09年度までに計2260億円の積み立てを先送りしていたが
その額が10~14年度でさらに320億円増えることになる。
道財政は道税など一般財源が低迷する一方、社会保障費や借金の返済額などが増え、慢性的な収支不足。
基金の積み立て留保はその穴を埋める苦肉の策だ。
道は、人件費削減のため08年度から4年間、職員給与の独自カットも実施している。ただ、その期間が終わる12~13年度には
借金返済も増えて収支不足が拡大するとみられ、基金への積み立てを計490億円先送りする予定。
10~11年度と14年度に計170億円を余分に積み立てるが、差し引き320億円が新たな積み立て不足となる。
道は「償還には支障がでない程度」と説明するが減債基金が不足すると、自治体の借金返済負担の重さを示す
「実質公債費比率」が高まる。速やかな不足解消が求められるが、その道筋は不透明だ。
▽ソース:日経ネット (2010/03/13)
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