10/03/18 02:33:17
自動車の電子系チューニングパーツの製造販売を手がけるインテグラル(埼玉県所沢市)は、ガソリンとLPガスの二つの
燃料を組み合わせた「ガスハイブリッドシステム」のキットを発売したと発表した。
市街地走行ではLPガスを、全開走行を始めとした高負荷領域ではガソリンを使用することで、耐久性を高めるとともに
ガソリン車に比べて実用燃費を7割高めた。
今回発売するシステムは、日産自動車の商用車「キャラバン」用に開発した。使用状況に応じて、使用燃料を切り替えて
燃費の低減を実現する。燃料の切り替えはコンピューターによる自動制御により行われる。
このため、ドライバーからの切り替え操作は一切不要。LPガスの残量や使用中の燃料の種類は運転席に設置した
コントローラーに表示する。また、モードボタンにより強制的にガソリン専用車にすることもできる。
LPガスは、レギュラーガソリンよりも低価格で重量あたりの発熱量でもガソリンを上回る。しかし、ガソリンのように気化潜熱が
利用できないため、高負荷の連続運転ではピストンやバルブシートを傷めてしまうという短所がある。
今回発売したシステムは、使用状況に応じてガソリンとLPガスの切り替えを行うことで、耐久性の向上を実現。
また、燃費もガソリン車で市街地走行の実燃費がリッター6~7キロメートルなのに対してガスハイブリッドは
10~12キロメートルを達成した。
キット価格は32万4千円。これに取り付け費として別途18万9千円かかる(いずれも税込み)。
▽ソース:日刊自動車新聞 (2010/03/16)
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