10/03/18 01:24:32
富山湾の宝石、シロエビの漁は来月から始まりますが、そのシロエビの飼育技術で特許を申請です。
射水市の「道の駅新湊」は、近畿大学と共同研究で、これまで水槽での飼育が難しかったシロエビを1か月程度、生存させる
ことに成功し、15日、その技術を特許申請しました。
「道の駅新湊」では、シロエビの産地、新湊をPRしようと去年7月から、全国で初めて生きたシロエビを常設展示していました。
しかし、水槽に入れても生きているのは、長くて2、3日程度でした。
これを何とか伸ばしたいと、射水市にある近畿大学水産研究所富山実験場の協力を得て研究した結果、シロエビを1か月程度
生かすことに成功しました。
現在、実験用の水槽に入っているのは、シロエビとほぼ同じ大きさの「モエビ」です。
何もしなければ、エビは底に沈んでしまいますが、水槽内にパイプを入れて水を送り出すと、底の方から出た水が漏斗状の
水槽の壁に当たって、上昇する水流が生まれます。
すると、エビも上に上がってくるのです。
去年から行っているこの水槽での実験の結果、シロエビが1か月ほど生きていたということです。
「道の駅新湊」では、近畿大学と共同開発したこの水槽の形と、下から水流を起こす技術を、特許として、15日、特許庁に
申請しました。
また、現在、直径1m、深さ1mの展示用の水槽を製作中で、シロエビ漁が解禁となる来月1日にあわせて、道の駅に展示
するということです。
道の駅新湊では、今年1月、「シロエビかき揚げ丼」が丼もの日本一になりましたが、特許の申請でも話題になりそうです。
▽ソース:KNB NEWS (2010/03/15)
URLリンク(www2.knb.ne.jp)