10/03/16 01:45:18
男女の賃金格差が日本と韓国では30%を超え、先進諸国で最も大きいことが、経済協力開発機構(OECD)が8日に
公表した調査結果で明らかになりました。
それによると、OECD加盟国全体で男性の賃金は女性の賃金よりも17・6%高くなっています(06年の中央値で比較)。
なかでも格差が大きいのが、韓国(38%)と日本(33%)でした。次いで、ドイツ(23%)、カナダ(21%)、英国(21%)
となっています。
一方、ベルギー、ポーランド、ニュージーランドは男女の賃金格差が10%以下でした。
調査は、賃金格差の背景に男女差別があると分析。女性は低収入の仕事に就く割合が高く、昇進の機会が少ないと
指摘しています。
また、子育ての責任が女性に課せられており、多くの女性がパートタイム労働に従事せざるを得なくなっていることも
理由に挙げています。
ロイター通信によれば、就業している女性は1970年の45%から2008年には62%に上昇しています。
しかし、女性は子育てや介護などに従事する時間が男性の2倍に達し、働く女性の4分の1がパートタイムだとしています。
調査では、1990年に40%以上あった日本の男女の賃金格差が2003年に32%まで下がったにもかかわらず
06年には33%に微増していることも判明しました。
▽ソース:しんぶん赤旗 (2010/03/12)
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