10/03/15 14:38:56
大阪府が大阪市北区の堂島川左岸に誘致した商業施設「中之島バンクス」のテナント入居が進まず、
当初予定していた4月オープンが大幅にずれ込むことが分かった。
開会中の市議会でも取り上げられ、自民市議が「幽霊屋敷のようだ」などと批判。
市環境局も「現時点では市の環境基本計画にはそぐわない施設」とだめ押しした。
府側は「具体的に何がそぐわないのか確認したい」と16日、市と協議する構えだ。
事業は、河川敷が利用できるよう国が規制緩和したことを府が活用。
コンペで選ばれた大阪市内の不動産業者などが、北区中之島のリーガロイヤルホテル北側の河川敷上に、
1~2階建て3棟(延べ約1055平方メートル)の商業施設を昨年8月に建設した。
レストランや画廊などを核にした「水辺空間のにぎわい」を目指しているが、不況でテナントが
ほとんど集まらず、4月のオープンは困難という。
9日の市議会常任委員会で、自民市議が「水辺空間の利用という社会実験としての設置であっても、
河川敷に鉄筋の建物を建てるのは行きすぎではないか」などと追及した。
平松邦夫市長は「魅力あるエリアだが、(府の)狙い通りにはなっていない。府には必要なことは
申し上げたい」などと応じた。
批判を知った府河川室の担当者は「計画通りに進んでいないとの指摘は甘んじて受ける。
しかし、大阪市も事業を検討した中之島水辺協議会のメンバーで、当事者なのに」と困惑している。
16日の協議は、市環境局の担当者にそぐわない理由を尋ねるという。
府と市は橋下徹知事の府市再編構想を契機に溝を深めており、
「中之島バンクス」が新たな火種になる可能性もありそうだ。
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大阪府が堂島川左岸に誘致した商業施設「中之島バンクス」
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中之島バンクス URLリンク(www.nakanoshima-banks.com)