10/03/12 19:00:38
時計大手のセイコーホールディングスに対し、約2万3000人の組合員を擁する
「セイコーグループユニオン」傘下の労働組合が株主代表訴訟を起こす構えである
ことがわかった。
3月5日付の文書で、監査役に対し、経営陣5人に総額40億円の損害賠償請求を求める
訴訟を起こすよう、提起した。会社法に基づき、監査役が提訴しなければ、組合が
訴訟に持ち込む方針だ。
その1週間ほど前にも、同様の理由で、個人株主が経営陣3人に総額10億円を求める
提起をしていた。
2期連続の最終赤字見通しという業績の悪化に加え、子会社の銀座・和光の不透明な
経営実態に対し、株式を保有する組合の不満が爆発したかたちだ。
和光は08年3月期時点で、11億円の債務超過であることが判明した。少なくとも
03年から営業赤字が続いている。
メインバンクのみずほコーポレート銀行も経営改善を要請し、不動産の売却や和光
事業の縮小などを求めている。
世界の「セイコー」で何が起こっているのか。本誌3月20日号(15日より書店で発売)
で詳報する。
◎セイコーホールディングス(8050)
URLリンク(www.seiko.co.jp)
◎ソース
URLリンク(diamond.jp)