10/03/10 23:57:33
3月の米雇用者数は最大30万人増と、4年ぶりの大幅な伸びを示す可能性がある。そうなれば、一部の
エコノミストが指摘する持続的な雇用増加に向けた環境が整うことになる。
モルガン・スタンレーの主任債券エコノミスト、デービッド・グリーンロー氏によると、天候回復に加え、
連邦政府の臨時職員雇用、景気改善の影響で雇用者数は2006年3月以来最大の増加となる可能性がある。
前月比増なら、09年1月のオバマ大統領就任以来で2回目。
米労働省が先週発表した2月の雇用統計では、雇用者は前月比3万6000人減少した。東海岸の大雪で
営業停止が相次いだことなどが響いた。グリーンロー氏は9日、ブルームバーグラジオとのインタビューで、
天候や10年国勢調査実施のための政府の臨時職員採用の影響を除くと、雇用者数は約10万人増えた
可能性があると指摘した。
グリーンロー氏は「3月に再び10万人の増加が確保できれば、天候の回復や国勢調査の影響を考慮すると、
雇用統計の非農業部門雇用者数は30万人増を若干上回る水準が想定できる」と語った。
米ファースト・トラスト・ポートフォリオズのチーフエコノミスト、ブライアン・ウェズベリー氏は9日、ブルーム
バーグラジオのインタビューで、3月については30万人という「雇用増は容易に予想がつく」と述べ、「同規模の
雇用増が持続するとは考えていないが、3月は明らかにその程度まで伸びる可能性がある」との見方を示した。
▽ソース:Bloomberg (2010/03/10)
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)