10/03/07 14:08:36
アイルランドで開催された『Digital Landscapes』会議において、米Google社の
グローバル広告営業担当副社長であるJohn Herlihy氏は、デスクトップ
・コンピューターは3年以内に「的外れな」ものになると述べた。その代わりに
人々は、携帯機器でインターネットを利用するようになる、というのだ。
Herlihy氏は「日本ではすでに、ほとんどの検索はパソコンでなくスマートフォンで
行なわれている」と指摘した。
これは良いポイントだ。デスクトップ・コンピューターは今後も仕事に使われるだろう
(たとえばビデオ制作などに)が、それらがエンターテインメント・デバイスであり続ける
ことは考えにくい。
おそらく次には、ノートパソコンが仕事のために使われるようになり、次第にエンター
テインメント専用デバイス(iPadのような機器や、そして Herlihy氏の言うような
スマートフォン)に置き換えられて行くだろう。
iPadには欠けている機能が多いと言う人は多いし、これから登場するであろう非デスク
トップのOS機器に対しても、機能が少ないという文句は多く聞かれることだろう。
しかしこういった批判の声は本質を外していると私は思う。iPadはコンピューターとして
作られたのではない。それはエンターテインメント用のアプライアンスなのだ。
Apple社はこの事態を理解しているし、Google社もそうだ。だからこそGoogle社は
Androidを強力に推進しているし、 Chrome OSも作ったのだ。
(Google社のEric Schmidt CEOは、最近開催された『GSM Association Mobile World
Congress』において、同社が今後追求するコンピューティングは、モバイル機器経由、
クラウド中心のものになると講演し、「モバイルウェブの利用は、10年前にパソコン
ベースのウェブ利用が開始されたときに比べて8倍の速さで行なわれている」と述べた)
◎ソース
URLリンク(wiredvision.jp)