10/03/05 21:41:12
(続き)
本誌の特徴の一つに、付録がある。04年に「ツモリチサト」の手ぬぐいを付けたのを皮切りに、
05年からは毎号「ユナイテッドアローズ」や「ズッカ」といったブランドと共同制作したトートバッグなどの
小物を付けるようになった。それまで競合他誌の多くにも付録は見られた。しかし、ブランドの販売促進物ではなく、
編集部がオリジナルのコンテンツとしてブランドと共同制作するものは、めずらしかった。
今では荷物の多いときなど、サブバッグやエコバッグ代わりにこれらを使う女性も増えている。
「ブランドアイテム(付録)はお買い得感があり、購読のきっかけの一つ」と大平さんは話す。
付録目当てで買ってみたところ、InRedが打ち出す新しい30代女性ファッションに触れ
「こんな雑誌もあったんだ」と購読を始める読者も多いという。
最新の4月号では、春物の特集を組んだ。白やベージュに、アイスブルーやペールグリーンなどを
入れて華やかに見せるスタイルなどを提案。ふろくには「ズッカ」の折りたためるバッグ「ポケッタブルBIGバッグ」
がついている。また表紙に現在、妊娠中の女優・永作博美さんを起用。
「30代女子の『産活』事情」と題し、妊娠出産事情なども誌面で深く掘り下げた。
「これまで30代といえば『女力、女度アップ』とか、セクシーやエレガンスを全面に押し出したイメージで
くくられがちでした。しかし『30代女子』は自由にファッションも生活も、あらゆることを楽しむ」と大平さん。
「彼女たちに、新しいスタイルをこれからもどんどん提案していきたい」と意気込む。
(記事終)