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日立製作所が鉄道車両を受注する予定だった英高速鉄道計画の契約が延期になった。今年前半に実施される総選挙を
控え計画に対する費用対効果などが議論になっていた。今後は政府から独立した第三者機関が3カ月以内に事業内容の
妥当性を評価、次期政権が推進するかを判断する。ただ野党保守党が政権をとった場合、計画が大幅に見直される可能性もある。
「インターシティー・エクスプレス・プログラム(IEP)」は、同国の複数幹線を更新するプロジェクト。総事業費は75億ポンド
(約1兆円)で最大1400車両を納入する。昨年2月に日立と現地のゼネコン、投資会社の企業連合が受注の優先交渉権を獲得した。
関係者によると、ロンドンとエディンバラなどを結ぶ東海岸線用の約100車両の契約が間近だったという。しかし政府の財政悪化や
当初の想定より乗降客の伸びが見込めないという問題点が浮上。選挙後まで重要な公共投資の決定が先送りされた格好だ。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/03/01)
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