10/02/28 15:48:09 oFReLIi3
>>529
日本銀行における国債の引受けは、財政法第5条(注)によって原則として禁止されています(これを「国債の市中消化の原則」と言います)。
これは、中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると、その国の政府の財政節度を失わせ、
ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛らなくなり、悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあるからです。
そうなると、その国の通貨や経済運営そのものに対する国内外からの信頼も失われてしまいます。これは長い歴史から得られた貴重な経験であり、
わが国だけでなく先進各国で中央銀行による国債引受けが制度的に禁止されているのもこのためです。