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百貨店大手のJ・フロントリテイリングは25日、松坂屋名古屋駅店(名古屋市中村区)を8月29日に閉鎖すると発表した。
これにより年内の閉鎖が決まった百貨店の店舗数は、2月の段階ですでに昨年の9店舗を上回る11店舗に達し、収益力が
低下した百貨店の店舗閉鎖が急ピッチで進んでいる。
松坂屋名古屋駅店はJR名古屋駅に隣接する「名古屋ターミナルビル」に出店しているが、同ビルを所有するJR東海は
2008年に、今年9月から工事に入り16年度に完成する建て替え計画を発表した。
このためJフロントは建て替え終了後の新ビルへの再出店を前提にJR東海と交渉を進めてきたが、「複合ビルのなかでの
レイアウトなど条件面で折り合わず、百貨店としての出店は難しいと判断」(Jフロント)し、閉鎖を決めた。
松坂屋名古屋駅店の従業員129人のうち正社員69人は雇用を継続する。一方、60人の有期契約従業員については
いったん、雇用契約を打ち切る。
松坂屋名古屋駅店は1974年11月に開業し、売り場面積は1万6521平方メートル。ピークの92年2月期には売上高は
約297億円に上った。しかし2000年3月に名古屋駅に「ジェイアール名古屋高島屋」が開店するなど、競合との競争が
激化するとともに消費不況のあおりで売り上げが減少。10年2月期は営業黒字は確保するものの売上高は105億円と
ピークの約3分の1に落ち込む見通しとなっていた。
なおJフロントは松坂屋名古屋駅店の閉鎖関連の引き当て損失額として、10年2月期連結業績で特別損失として
5億円程度を計上する見通しだ。
▽ソース:MSN産経ニュース (2010/02/25)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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