10/02/25 21:12:56
電機連合の中村正武委員長は25日、産経新聞のインタビューに答え、
経営側が定期昇給の凍結を提案した場合はストライキも辞さない構えを示した。
--電機業界の業績見通しは
「平成21年度の主要14社の営業利益見通しは合計で6500億円に上る。
20年度の500億~600億円と比べると、急激によくなっている。経常損益と最終損益は
21年度も赤字だが、その額は20年度から大幅に縮小しており、世界同時不況下の春闘と
なった昨年とは違う」
--昨年はベースアップ(ベア)を要求したが、今年は見送るのか
「われわれが重視するのは本業のもうけを示す営業利益だが、経常損益、最終損益も踏まえる
必要がある。ともに赤字となれば、ベア見送りもやむを得ない。ただ、定期昇給の完全実施を
含めた賃金体系の維持は、謙虚で良識ある最低限の要求で、堅持したい」
--昨年も定期昇給維持を最低基準と位置づけ、ストライキの構えを見せていた
「昨年は世界同時不況のなかで緊急避難的に定期昇給凍結や無給の休日などを容認する形となった。
今年は、定昇などの完全実施を4月から求めることで、凍結なども容認しない考えでいる」
--経営側は定期昇給凍結も示唆するが
「経営側はすでに労使交渉の場で、定期昇給の維持について『極めて慎重にならざるを得ない』との
考えを示している。経営側から凍結の考えが出されないと考えるのは甘いと思うが、今年は
定期昇給凍結や無給の休日を認めた昨年とは違う。労組の責任として勝ち取りたい」
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