10/03/05 17:10:05 VYUljNpH
【米国】トヨタもホンダも恐れる存在!米コンシューマーレポートの謎
「消費者組合(Consumer Union)」。
なんとも古めかしい名前のNPO(非営利組織)が、ウェブサイトの運営で快走を続けている。
同組合が発行する雑誌「コンシューマー・レポート」だ。
コンシューマー・レポートは、1930年代に生まれた消費者運動に端を発している。
「売らんかな」のアグレッシブなマーケティングを展開する企業の前で、
消費者には製品の善し悪しを判断する正当なツールがない。
コンシューマー・レポートは、そんな中でミルクや朝食用シリアル、ストッキングなどを科学的にテストして、
その製品の質を評価するという「消費者の武器」として登場したのだ。
消費者組合はその後、自動車のテスト部門を設けて新車の評価に乗り出したが、
これは発行開始から70年以上経った現在でも
コンシューマーレポートの人気と信頼性を支えるものとなっている。
年に数回発行される雑誌の新車特集やウェブサイトは、
自動車を買い替えたい消費者がよりどころにする信頼のおける情報ソースなのである。
では、コンシューマー・レポートの仕組みを詳しく見てみよう。
たとえば自動車評価では、年間約80台がテストされている。
テストされるのは50項目。加速、ブレーキ、緊急時のハンドリング、
燃費、騒音、オフロードでの運転操作、荷物スペース、乗り心地など、延々と続く。
専門のテスト部員がテストトラックで運転したり、子供を含めた家族連れで何100マイルも運転したりして、
新車の性能を徹底的に見極めるのである。
もちろん、新車時の性能評価だけでなく、故障頻度やディーラーの対応なども盛り込まれる。
テスト結果は科学的な数値で評価され、しかもテストは複数回行われる。
可能な限り客観的な基準に基づいて、消費者が判断できるようにするためである。
コンシューマー・レポートは、それぞれのテスト項目について結果を5段階評価で表示し、
最終的には価格やメンテナンス費用とにらみ合わせた上での「お値打ち」評価も行う。
続きます
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