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創業64年、店舗数335軒(2010年2月現在)を数える、名古屋生まれの
ラーメン&ソフトクリームのチェーン店「スガキヤ」。
名古屋で知らない人はいないというほどの“人気・庶民派ラーメン店”だが、
限定の本格ラーメン専門店や、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で評価されたラーメンフォークなど、
あまり知られていない側面も多い。
そこで今回は、「スガキヤ」の歴史からキャラクター「スーちゃん」の秘密まで徹底解剖!
名古屋人を引き付ける魅力を探ってみた。
■ラーメンとソフトクリームを持つ「スーちゃん」に隠された秘密
時代によって若干の変化を加えつつも、基本コンセプトはそのままに08年に生誕50周年を迎えた
「スガキヤ」の人気キャラクター「スーちゃん」。この「スーちゃん」がラーメンとソフトクリームを
持っているのは、1946年にできた第一号店が“甘味の店”としてオープンしたことの名残。
1948年には、甘党とラーメンの店として現在の「スガキヤ」が誕生したが、定番のラーメンだけでなく、
ソフトクリームなどおトク感いっぱいのデザートも、堅実な名古屋人の感性にもジャストフィットし
長年変わらず愛されているのだ。
■1杯250円から本格ラーメンまで! 幅広い「スガキヤ」チェーン
もともとラーメン1杯290円などリーズナブルな「スガキヤ」だが、愛知県内にある4つの大学では、
学生向けとしてなんと1杯250円で販売。しかも、大学内の「スガキヤ」には、辛ネギ(70円)や
肉(4枚50円)といった独自のトッピングがあり、通常の店とはまた違うオリジナルの1杯が作れるという。
反対に、愛知・岐阜・三重には、15店舗の本格ラーメン専門店「寿がきや」がある。
例えば「寿がきや 熱田キャッスル店」(名古屋市熱田区)では、パンチを効かせたこってりトンコツが
特徴の「赤ラーメン」(580円)や、創業当時の味を再現した「白ラーメン」(530円)などを販売。
他にも、期間限定ラーメンがあったりと、自慢の1杯を楽しめるハイクラス店なのだ。
■ニューヨークのMoMAもうならせた発明! ラーメンフォークとは?
ニューヨーク近代美術館(MoMA)でデザイン性を高く評価され、展示・販売されるようになったのが、
「ラーメンフォーク」。ラーメンを食べやすいように工夫されたその形状は、ニューヨークっ子も
びっくりだったはず。MoMAショップから通信販売で購入可能(1本1050円)なので、気になる人は
ゲットして、実際に「ラーメンフォーク」の実力を確かめてみて!
創業者の一人で、先代社長である菅木周一氏の苗字から名付けられた「スガキヤ」。
毎日でも食べたくなる味で、今では名古屋人のソウルフードとして定着している。
進化し続ける「スガキヤ」のラーメンのこれからが楽しみだ。
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