10/02/15 20:50:18
国際通貨基金(IMF)は12日、平時から「4%」など高めの物価上昇率を容認し金利
水準も引き上げることで、金融危機のような経済ショック時の利下げの余地を広げることが
望ましいとの論文を公表した。危機の教訓をふまえたマクロ経済政策の見直し論議が本格化
し始めた形だ。
「再考・マクロ経済政策」と題した論文は、IMFのブランシャール調査局長ら3人が
まとめた。米国が金融政策に頼れなくなった分、国民負担が重い財政出動を迫られたと分析。
世界の主要中銀が物価安定の目安として2%程度のインフレを目標とする中、「平均インフレ
率を引き上げ、名目金利も高めておけば、追加利下げが可能で生産の落ち込みや金融環境の
悪化も抑制できた」と言及した。(ワシントン=大隅隆)
ソース:日経ネット
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