10/02/14 15:39:49
ビー・ユー・ジーは2010年1月25日、カナダのCapital Networks社が開発した
名札のように使えるメディアプレーヤー「Audience.tag」の国内販売を開始しました。
画像は国内導入第一段となる、英国風パブ「HUB」での導入事例です。ただのバッジの
ように見えますが、ディスプレイになっていて、スライドショーはもちろんムービーの
再生も可能なんです。
胸に付けていてもしっかりと周囲の人に訴求することができる?という疑問があるかと
思いますが、有機ELディスプレイを搭載しているので、高輝度なのはもちろん、視野角
も180度近くと申し分ない仕様になっています。まさにデジタルサイネージの個人版。
これまで「デジタルサイネージ」=「街角広告」や「看板」というイメージがあった
ようが気がしますが、その壁を打ち崩す役目の一端を任う可能性があると感じています。
「SFの世界?」
「派手過ぎて日本人には合わない?」
そんなことないですよ。
このムービーを覩てみてください。
●動画/URLリンク(www.youtube.com)
左の男性の胸に「Audience.tag」が付いています。
かなり高輝度のディスプレイにいろいろな動画が流れていて、かなり目を引きますね。
難をいえばコンテンツ的にはかなりあわただしく、対面中に名札ばかり見ているわけ
にもいかなず、困ってしまいそう・・・クリエイティブについては経験が必要のようです。
HUBの例では、スタッフ全員がこれを身につけ、「主力商品である生ビール(一番搾り)の
販売元であるキリンビールとタイアップし、現在放映中のテレビCM(イチロー選手を
起用した一番搾りのCM)を活用する」とのことで、ビー・ユー・ジーはリリースの中で
「売上促進に加え、店舗でのパーソナルな広告効果がその後の販売に貢献するものと
期待しています」というコメントを出しています。
「1対数名」という個人を媒介とした広告が、どれくらいの訴求力になるでしょうか。
興味深いです。
私はこれを、個人ブランディングのツールに置き換えても有効だと考えています。
(TPOにフィットするかが前提ですが)例えば、異業種交流会やパーティ、会議、
プレゼンなど。
名刺交換と自己紹介だけで伝えられることは限られていますので、効果的なビジュアルの
個人デジタルサイネージでアピール力をアップするのはとても有効です。
なお、「Audience.tag」は、本体10個とUSBで接続できるドッキング・ステーション
1台のセット(315,000円)で業務用ソリューションとして販売されているものですが、
一般に販売されているミニサイズのデジタルフォトフレームを名札的に使用しても
良いですよ。みなさんも、「パーソナルデジタルサイネージ」、始めてみはいかが
でしょうか?
●HUBで導入された「Audience.tag」
URLリンク(www.bug.co.jp)
URLリンク(www.bug.co.jp)
◎BUG ビー・ユー・ジーのリリース
URLリンク(www.bug.co.jp)
◎ソース
URLリンク(techwave.jp)