10/02/14 10:23:12
春の新作が並び始めた百貨店やブティックの店頭で、ダンガリー素材の服が目につく。
さわやかな青が印象的なダンガリーは、春にお勧めの素材だ。
ダンガリーとは、元はインド産の綿布で労働着として使われた布地。
一般的に縦糸に白、横にインディゴブルーと呼ばれる藍(あい)色で染めた糸を使う。
デニムと似ているが、縦と横の糸使いが逆になっている。
デニムより薄手で軽やか。淡い色合いで、春らしい雰囲気を出せるのが特徴だ。
プランタン銀座（東京）では春物が入荷した１月下旬から、ダンガリーを扱う店舗が徐々に増え、
現在１５店舗ある。シャツだけでなく、スカートやキュロットもあり多彩だ。
女性服のブランド「リューデベー」では、ダンガリーシャツ（１万４７００円）を販売する。
綿１００％で、ウエスト部分が細くなっており、体のラインをきれいに見せてくれるのが特徴。
２０着ほどが売れた週もあり、予想以上の反応という。
店員の三木麗夏さんは、「シンプルなデザインで、着回しがきく点も人気です」と話す。
白いＴシャツを中に着て、ダンガリーシャツと黒いカーディガンを重ねて羽織り、
細身の黒パンツと合わせるのがお勧め。
まだ寒い日もあるが、ダンガリーを加えることで、春を先取りできる。
白いシャツの上に着たダンガリーシャツをウエストで玉結びにして、流行の花柄の
キュロットスカートと合わせると、かわいらしい雰囲気に。
パンツと合わせた時とは、違った表情を作り出すことができる。
通信販売の「ニッセン」では、春に向け、ダンガリー素材の服を約１０種類そろえた。
「ダンガリーの登場は５年ぶり。カジュアルなものだけでなく、エレガントな印象の商品も
あるのが今季の特徴です」と、広報担当の坂本典子さん。
その代表は、襟なしのスプリングコート（６９９０円）。綿９０％に麻１０％が入っていて、
仕上がりは軽やか。ビジネスシーンでも着られるスッキリしたデザインになっている。
首もとにネックレスを飾り、襟なしの服と合わせるのがお勧め。
中にフード付きの服を着ると、活動的な装いになる。
パーカーシャツ（１９９０円）は綿１００％で、カジュアルな雰囲気。
ひざ上まで丈があり、細身のパンツと合わせてチュニックのように着たり、
前身頃のボタンを留めてワンピースのように着たり、肌寒い日に羽織ったり、
さまざまな着こなしが楽しめる。
坂本さんは、「小花柄の服と合わせたり、ベルトで締めてウエストマークを付けたり、
今年らしいコーディネートでダンガリーを楽しんで」と話している。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
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