10/02/14 09:33:07
長期にわたって不振にあえいだフェリーの高松―宇野(岡山県玉野市)航路は12日、
高速道路料金割引という「最後の一押し」(四国フェリーの堀川智司専務)で、廃止の決断に追い込まれた。
国内のフェリー各社は苦境に立たされており、さらに高速道路の無料化が進めば、
海上交通が寸断されるのは必至。「国の失策」との批判も強まりそうだ。
日本旅客船協会によると、宇高航路の廃止で、瀬戸内では昨年3月からわずか1年足らずの間に
6社7航路が撤退に追い込まれたことになるという。
宇高航路は、1988年の瀬戸大橋開通で減便を強いられ、その後も利用客の減少に苦しんできた。
2008年夏ごろまで燃料費が高騰、その後、世界的に不況となり、高速割引がとどめを刺した格好だ。
関西発着の旅客便を運航するフェリー会社の首脳も
「これは公正な競争ではない。経営努力を尽くして競い、敗れるのならまだしも現状はあまりに一方的」
と批判しており、国の交通政策の在り方が問われている。
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
関連スレ
【海運】瀬戸内フェリー『宇高航路』3月で幕--高速値下げ、経営直撃 [02/12]
スレリンク(bizplus板)