10/02/13 18:47:20
★「電話を取るのは新人の役目だろ!」は正しいのか
新人「かかってきた電話はみんなで取ればいい。新人に押し付けるのはおかしい」
先輩「誰かが取らなきゃならないんだ。半人前なんだから電話くらい取れよ」
誰がかけてきたのか分からない電話を誰が取るか 議論の的となっているのは、「電話を取るのは
新人の役目だろ!」と怒鳴る先輩に向かって、「自分宛てにかかってくる電話はほとんどありません。
どうしてボクが取らなくちゃいけないんですか?」と新入社員が言い返したエピソードだ。
要するに問題は「社外や他部署から電話がきたときに、相手を待たせずに誰が優先して取るべきか」
ということ。なので、「電話番を別に雇うべきだ。エンジニアの仕事は電話の取次ぎではない!
採用時に職責を明確しない日本企業文化の最大の問題点」「社員全員に内線番号を割り振ったPHSを配付
すれば解決する話」という指摘は、正論かもしれないが、このご時勢でコストをかけられる会社が少ない
ことを考えれば、現実的な解決策にはならないだろう。
新人側が主張する「話の分かる人が直接取った方が早いから」という言い分は、「電話はすべて新人が
とるのが当たり前」という勝手な思い込みよりも筋が通っている。しかし一方で、電話を共有する人数が
多い場合には、誰宛ての電話であるのかは取ってみなければ分からない。
誰かが取り次がなければならないのだから、仮に自分宛ての電話が少なかったとしても、仕事の負担が
比較的軽い新人がその役割を負うべきという意見には、それなりの説得力があるのではないか。もうひとつ
の見方は、「電話の受け答えは仕事の基本で、慣れが必要。手が空いているうちに積極的にやっておいた
方がよい」という先輩側からの意見だ。
「できるヤツと思わせる20のコツ」を連載する野崎大輔氏も、「天下人・豊臣秀吉も、織田信長の草履取り
から出世した」という例を紹介しながら、誰もが避けがちな雑用を進んでやることの効果を強調する。
別の視点からは「最近の若い人は、実は礼儀を踏まえた電話対応が苦手。何かと理由をつけて電話対応を
避けているだけ」と指摘をする人もいた。
「昔は家に電話するしかなかった。相手の親が出た時はしっかり敬語を使わなきゃならんから、最低限の
電話のマナーは身についてた」いまは携帯電話で友人に直接話しているから、他人の電話を取る経験が
少ないのは確かだ。これらの意見を踏まえ、新人社員はどう考えるだろうか。そして先輩社員も、新人に
電話を取り次がせて優越感に浸っているようなことがないか、自分の足下を見直してみた方がよいだろう。
(一部抜粋)
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