10/02/12 22:19:33
稲沢市の名古屋文理大で、米アップル社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を
活用する学生たちが自主研究会「iPhone道場」をつくり、
楽しみながらアプリケーションソフト開発に取り組んでいる。
実用的なソフトから、遊び感覚満載のソフトまでさまざま。
学生たちは、開発ソフトの初めての実演発表会「天下一アプリ武道会」を13日午後6時から、
名古屋市中区栄3、アップルストア名古屋栄で開く。
道場は、情報メディア学科の学生十数人を中心に昨年10月に結成。
学生たちは毎週水曜午後5時から、自らも道場メンバーとなっている同学科の
佐原理助教(31)のゼミ室に集まり活動。
プログラムに詳しい学生が講師役となって勉強会を開いたり、互いに開発中のソフトで
意見交換したりと、肩ひじ張らない学習と交流の場となっている。
リーダー格の情報メディア学科2年、神谷典孝さんは、
「プログラミングに強い人、デザインが優れた人など、それぞれ能力があり、
自分に足らない分野を学び、補える」と活動の意義を説明。
すでに数点のソフトが商品化されている神谷さんだが、
「開発したソフトを皆に見てもらうと、自分では考えつかないような発想や指摘を受ける。
そうした皆の反応が新鮮だし、楽しみ」という。
佐原助教は、学生たちの意欲的な姿勢を「もともと発想には柔軟さがあった。
そこへ手軽さが魅力のアイフォーンが登場したことで、授業の合間や昼食時など、
互いの可能性を試せる場が一気に広がった」ととらえる。
これまで開発したのは、音階が分かりやすい作曲支援ツール、5カ国語対応の医療問診ソフトなど
実用を考えた作品。大声を測定して数値化するソフト、電車の絵とともに衛星利用測位システム
(GPS)で計測した時速を表示するアイデア作品、アクションゲーム、笑いや受けを狙ったソフトもある。
13日は卒業生作を一部加えた計10点を発表。来場者に体験してもらう。
学生たちは、「ぜひ参加して意見や注文を聞かせてほしい」と来場を呼び掛ける。
URLリンク(www.chunichi.co.jp)