10/02/06 19:11:46 PRid97s5
>一連の苦情について、トヨタは「雪道などで制動力を高めるアンチロックブレーキシステム(ABS)が作動し、油圧、回生両ブレーキ併用状態から
>油圧ブレーキだけに切り替わる時、感覚的なタイムラグがあり、空走感を感じる」と説明。時間差感覚を短くするコンピューター制御に変える対策を行う。
この説明における「併用状態」においてブレーキブースターは動いていない、という重要な説明が抜け落ちているから、空走する理由としては説明不足。
一般人にとってはこの「併用状態」は「ほぼ回生ブレーキだけ」になる。「空走感」「時間差感覚」はやめて、「空走」「時間差」があると認めるべきだ。
メカニズム
(1) 「ほぼ回生ブレーキだけ」のとき、何らかの原因で前輪タイヤが滑る。
(2) タイヤが滑ればエネルギー回生は出来ないが、そこで回生ブレーキが停止することがあり、「空走」が始まる
(3) トヨタの説明によればこの状況では機械式ブレーキのみを使うようだが、
それが十分機能する(=ブースターが効く≒一般人にとってブレーキが効く)までに「時間差」がある (空走の持続)
対策
(a) (2)で回生ブレーキが完全に停止していることが問題で、回生ブレーキ量を変動することでタイヤ滑りに対処する
(b) 緩いブレーキ状況においてブレーキブースターを早く立ち上げるべき状況に対応できていないことが問題で、
状況の検出ロジックを構築し、ブースターが効いた状態で機械式ブレーキ量を変動することでタイヤ滑りに対処する
・・・恐らく(b)
結局は実車テスト不足によって技術的な不具合が残存したまま市場に出てしまったということだろうし、
インサイトへの対向のためそれを行うべき期間を何ヶ月も端折って販売開始を早めたことが原因だろう。
その点ではこの問題は完全に経営責任であるし、社長が代わっているとはいえ経営トップの社長が真っ先に出てくるべきだった。特に日本では・・・