【農業】コメ作れどメシ食えん--水田作農家の年間所得、たった39万円 [02/02]at BIZPLUS
【農業】コメ作れどメシ食えん--水田作農家の年間所得、たった39万円 [02/02] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/02/02 17:28:35
農水省がまとめた2008年の農家個別経営統計によると、水田に稲や大豆、
麦を作付ける「水田作経営」の農家の年間所得は、米価の回復により前年比
5・6%増となったものの、平均39万円にとどまりました。兼業農家が多い
都府県は33万円、専業農家が多い北海道は386万円。

農家数の1割にも満たない、5ヘクタール以上を経営する層でようやく300万円を
超える程度です。専業におこなう20ヘクタール以上規模の所得は1174万円になり
ますが、1人当たりでは410万円でした。

0・5ヘクタール未満の兼業農家は赤字です。農外所得によって水田を維持する形と
なっています。

麦や豆類、バレイショ、カンショ、お茶などを栽培する畑作経営は平均230万円と
なり前年比4・9%減少しました。ガソリンや重油代、肥料代が上昇し経費が15%も
増えたことが響きました。畑作が多い北海道では同3・3%減の786万円、お茶や
カンショを多く栽培する九州では同16・5%減の132万円でした。

また、えさの高騰があった畜産・酪農経営は総じて厳しい状況となり、肉牛経営は
繁殖牛が106万円、肥育牛が166万円となり前年にくらべ半減、養豚も11%減の
755万円でした。酪農は16・5%減少して419万円でした。

野菜は露地栽培が178万円、ハウス栽培が365万円にとどまりました。果樹は
157万円、花は露地栽培が216万円、ハウス栽培が266万円でした。

■再生産できる価格・所得補償を--農民運動全国連合会の笹渡義夫事務局長の話

生産者米価は09年の春以降に大暴落となり、08年時点よりさらに下がっている。
鳩山内閣は、今年産から米の「戸別所得補償」だというが、補てん金を見込んで大手
業者を中心に買いたたきが行われる可能性がある。

戸別所得補償の補てん水準は低く、全国一律のため多くの産地で生産費割れとなる。
さらに政府は外国産米を従来どおり輸入し、国産米の買い支えをしない方針だ。
米価下落のなかで農家は減り、補てんの財源ばかりふくらみ、所得補償制度も破たん
するのではないか。それを農協も農家もみんな心配している。

えさ高、輸入自由化のなかで畜産もひん死の状況だ。民主党のマニフェスト(政権公約)
では畑作・果樹や畜産なども戸別所得補償するというが、民主党内から“なじまない”
という声がすでにでている。食料主権のもと、野放しの輸入を規制し、再生産できる
価格・所得政策が必要だ。

◎ソース しんぶん赤旗
URLリンク(news.livedoor.com)


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