10/02/01 18:44:37
景気の低迷で消費者の低価格志向は強まるばかりですが、「歯磨き剤」は歯周病を
はじめ、歯のさまざまな症状に効果があるとされる成分を含んだ高い価格帯の商品の
売れ行きが伸びていて、日用品メーカーはこうした新商品を相次いで投入しています。
大手日用品メーカー「花王」によりますと、国内の「歯磨き剤」の市場はここ数年、
年間およそ650億円と横ばいが続いていますが、虫歯だけでなく、歯のさまざまな
病気や症状の予防に効果があるという成分を含んだ1個800円以上の商品の売り上げは、
この5年間で20%以上増えています。
このため、日用品メーカー各社は、こうした高い価格帯の商品を相次いで強化しており、
「花王」は歯周病を予防する成分などを配合した100グラム850円程度の商品を
ことし3月から発売します。
また、「ライオン」も歯の表面のくすみを取り除くのに効果があるという1個1300円
程度の商品を今月から発売することにしているほか、「小林製薬」なども1000円前後
の商品を投入しています。
「花王」のオーラルケアグループの岡拓史さんは「お客さまのきれいな歯になりたい、
一生、自分の歯で食べたいという思いは強くなっている。今後も薬用成分を含んだ
高い価格帯の歯磨き剤の市場は、継続的に伸びる」と話しています。
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