10/01/26 01:04:19
電気バスの開発競争が本格化している。排ガスを出さず音も静かで振動もないが、最大のネックは価格。
低価格化と、国産初の電気路線バス実現を目指し、各地の研究チームがしのぎを削っている。
曲線デザインのおしゃれなバスが、東京都心のビジネス街や商業地を静かに走る。
公道を走る日本初の乗り合い電気バスとして二〇〇三~〇四年に登場した「丸の内シャトル」と
「メトロリンク日本橋」。地域の企業が環境意識の高さをアピールしようと、協賛金を出し合いチャーター、
利用者の負担なしで運行する「貸し切りバス」だ。
ビジネスマンや買い物客に定着しているが、実はニュージーランド製。寒い季節は、充電に時間がかかって
走行距離が短い。運行を請け負う日の丸自動車興業は、ダイヤを守るために軽油バスも併用している。
国土交通省によると、路線バスとして日本の公道を走る国産の電気バスはまだない。第一号を目指す
開発合戦が繰り広げられている最中だ。
「今年は電気バス元年になる。うちは日本一安く売る自信がある。実現可能性がどこよりも高い」と胸を
張るのは、早稲田大理工学術院の紙屋雄史教授。昨夏には、環境省のモデル事業に選ばれた。来年三月の
完成を目指し、埼玉県本庄市で昭和飛行機工業と共同開発を進めている。
念頭に置くのは「五~八分の充電で、一周五キロの決まったルートを三十分かけ走るコミュニティーバス」。
全長六・二九メートル、幅二・〇八メートル、高さ三・一〇メートルの日野自動車製「ポンチョ」を改造した
二十五人乗りだ。
発電段階を含めても、同型の軽油バスと比較してCO2排出量は七割も削減される。排ガスがないので
窒素酸化物(NOx)も出さない。短距離に特化することで電池の軽量化と低価格化を狙う。最大の特徴は、
地面に埋め込んだ「非接触急速充電装置」。装置の上に駐車するだけの「短時間・安全・手間いらず」な
システムだ。
「今は電池だけで二千五百万円するが、三~五年先には、約千六百万円の軽油バスと競争できる価格に
迫りたい」と同教授。今年八月には公道での実証実験を終え、二〇一二年販売を目指す。既に民間開発業者
から五台を受注している。
▽ソース:東京新聞 (2010/01/25)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
▽画像
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
▽関連スレ
【交通】全国初の路線電気バス、富山で試験運行へ [10/01/18]
スレリンク(bizplus板)l50
記事は>>2以降に続きます。
2:依頼@台風0号φ ★
10/01/26 01:04:45
>>1の続きです。
慶応大も川崎市で、「電動フルフラットバス」をいすゞ自動車と共同開発中。早大同様、環境省のモデル事業に
選ばれ、“電気バスの早慶戦”と注目されている。
全長九メートル、幅二・四メートル、高さ二・七メートル、定員六十九人の大型バスサイズ。十分間の
急速充電で、一日の走行距離百五十キロ、最高時速百キロと、軽油の路線バス並みの性能を目指す。
「車輪にモーターを組み込むことで床は完全に平らになった」と、独自のデザインを自慢するいすゞ自動車
広報部。地元バス会社の意見を入れて外観デザインを選定中で、今秋までに試作車を完成させる。気になる
価格は「試作の段階なのでまだなんとも…」。
北陸電力も、経済産業省から「低炭素社会実証モデル事業」として委託を受け、「低床型電気コミュニティー
バス」を開発している。来月から二カ月間、公道で運行試験を実施。早大と同じ「ポンチョ」の改造車で、
リチウムイオン電池を搭載し急速充電が可能だ。
一昨年の洞爺湖サミットで外国人記者を運ぶシャトルバスに採用された実績も。同社技術開発研究所の
松本安弘課長は「問い合わせは多いが、課題は価格。技術は確立していても、高いから売れず、売れないから
メーカーも量産しない。弾みが付けばうまく動きだす」と説明。軌道に乗るまで、国や自治体の補助政策に
期待している。
-以上です-
3:名刺は切らしておりまして
10/01/26 01:06:41 FdJrmtdQ
これでDMV造れよ