10/01/23 23:26:27
募金機能が付いた飲料の自動販売機が増えている。手軽に募金してもらえると、
福祉目的だけでなく、環境保護やスポーツ振興などの分野にも広がり、
新たな募金の手段として注目されている。
兵庫盲導犬協会(神戸市西区)は2007年から、売り上げの一部が寄付される
自販機を設置。県内中心に約40台あり、年間約90万円を集める。盲導犬は
1頭を育てるのに約300万円が必要だが、多くは寄付に頼らざるを得ない。
24時間稼働できる自販機は、街頭募金より安定して集めることができるという。
赤い羽根共同募金に協力する「NPO法人ハートフル福祉募金」(仙台市)は、
06年から自販機付属のボタンを押すことで、釣り銭の一部を募金する
「ハートフルベンダー」を設置。設置台数は毎年増え続け、現在は県内の
13台を含め全国に600台以上ある。
赤い羽根の募金額は1995年をピークに減少しており、同法人の高橋靖雄
専務理事(65)は「募金を装った詐欺事件などの影響もあり、街頭募金は集まり
にくくなっている。自販機は新たな募金手段」と歓迎する。
一方、飲料メーカー、コカ・コーラウエスト社(福岡市)の担当者は「ここ数年、
募金型自販機は増加傾向」という。自販機は売り上げ増が期待できるが、都市部では
場所の確保が難しく「設置を求める団体に場所を探してもらえる利点もある」と明かす。
県内では、犯罪被害者や豊岡市のコウノトリ、サッカーJリーグのヴィッセル神戸
支援なども登場。寄付は一律ではなく、契約に応じて1本あたり数円から売り上げの
2割などがあるという。
●兵庫盲導犬協会の募金型自動販売機
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
●金額を選択し、お釣りを募金できる自動販売機
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
◎ソース
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)