10/01/22 01:16:43
知名度の割に食卓に上る機会が少なく、カレーライスと比べ存在感の薄い「カレーうどん」。その消費拡大を
狙い、業界の有志が立ち上げた「カレーうどん100年革新プロジェクト」の発足発表会が21日、都内で
開かれた。昨年末の「年明けうどん」に次ぐ新たなうどんの食べ方を提案し、伸び悩むうどん市場の起爆剤に
したい考えだ。
「カレーライスは日本で大きく進化してきた。ところがカレーうどんは、カレー業界とうどん業界の両方で
キワモノとされ、誰も注目してこなかった」。発起人のカレー総合研究所代表取締役、井上岳久氏は指摘する。
食卓に登場する頻度も、カレーうどんはカレー料理全体の1割にも満たないといい、「カレーライスの残りを
カレーうどんとして食べることが多く、積極的に作ろうとはしない」(ハウス食品の宮戸洋之マーケティング企画
推進室次長)のが現状だ。
カレーうどんの発祥には諸説あるが、東京・目黒のそば屋「朝松庵」が1910年にカレーうどんをメニューに
加えたのをきっかけに、全国に広まったとされる。現在食べられているカレーうどんも、当時の味からほとんど
変化がないといい、調理法や具材のバリエーションの乏しさは否めない。
「100周年」を機に立ち上げられた同プロジェクトには、ハウス食品のほか製麺業界団体や料理研究家らが
賛同。今年1年間、4回にわたり「革新カレーうどん」と銘打ち、「汁がはねる」という問題や栄養面に配慮した
新しいカレーうどんのレシピを発表する。カレーうどんに適した麺などの商品開発、カレーうどんによる町おこし
支援なども行うという。
この日は「第1回革新カレーうどん」として、料理研究家の「こうちゃん」こと相田幸二氏が考案した「イタリアン
カレーうどん」や、うどん店「ごえてん」(横浜市)店主の木村義之氏が考案した「冷製カレーうどん」など5品が
振る舞われた。1世紀ぶりの“カレーうどん改革”は実を結ぶか-。
▽ソース:SankeiBiz (2010/01/21)
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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