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清涼飲料各社が「ペットボトル」の軽量化にしのぎを削っている。材料の使用量を減らし、コストを圧縮
できるうえ、二酸化炭素(CO2)の排出量の大幅な削減につながる。飲料業界は毎年、大量の新商品を
発売し、それだけ環境にも負荷がかかっていただけに、“エコ”を競う動きが広がりそうだ。
飲料販売で国内2位のサントリーは18日、国産の2リットルペットボトルでは最軽量となる36グラムの容器を
開発した。軽量化で製造・輸送時に生じる二酸化炭素(CO2)の排出量を、一般家庭1400世帯分に相当する
年7千トンの削減が可能だという。
新容器は、製造方法の見直しなどで従来品から約11グラムも軽量化した。これにより、既存の国産2リットル
ボトルで最軽量だった日本コカ・コーラの「森の水だより」用のペットボトル(38グラム)を下回った。持ち運びに
便利な形状にするなどの工夫も凝らした。
2リットルボトルで最軽量の座を奪われた、国内最大手の日本コカ・コーラも“エコボトル”に積極的だ。
500ミリリットルクラスでは、昨年5月にミネラルウオーター「い・ろ・は・す」に採用した容器が12グラムという
最軽量記録を保持している。
今年3月からは「爽健美茶」など3種類の容器にサトウキビ由来の原料を最大30%使う。
このほか、大塚製薬が昨年8月に採用した「ポカリスエット」の900ミリリットル容器は約29グラムで、
この階級では最軽量だ。900ミリのポカリは09年度に前年度比4・5%増の2300万本が見込まれるなど
販売も好調。
“エコ”をアピールすることで、販売アップも期待している。
▽ソース:MSN産経ニュース (2010/01/18)
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