10/01/18 22:33:22
大手精密機器メーカー「オリンパス」(東京都渋谷区)社員が、社内のコンプライアンス
(法令順守)窓口に内部告発した結果、不当に配置転換されたとして、同社を相手に配転
命令取り消しなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、社員の請求を棄却した。
訴えていたのは浜田正晴さん(49)。浜田さんは2007年、上司らが機密情報を知る
取引先の社員を引き抜こうとしているのを知り、社内のコンプライアンス室に通報。その後、
精密検査システムを販売する部署のチームリーダーから、新事業のための研究職に配置転換
された。
田中一隆裁判官は、オリンパスは社員引き抜きの違法性を認識しておらず、配転によって
内部告発を制限する目的があったとは考えられないとして、浜田さんの告発は公益通報者
保護法の保護対象にはならないと判断した。
その上で、勤務地は変わらず、減給を伴う降格もないなど配転による不利益はわずかで、
命令は権利乱用には当たらないと結論付けた。
判決後に記者会見した浜田さんは「残念な結果。今後も信念を貫き闘っていく」と述べ、
控訴する意向を示した。
オリンパス広報・IR室の話 主張が全面的に認められた妥当な判決。
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