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大阪商工会議所は１５日、野村明雄会頭（７３）（大阪ガス相談役）が任期満了を待たず勇退し、
次期会頭に副会頭の佐藤茂雄(しげたか)・京阪電気鉄道最高経営責任者（ＣＥＯ）兼取締役会議長（６８）
を内定したと発表した。
３月２９日に開く通常議員総会で正式に決め、佐藤氏が会頭に就任する。
佐藤氏は、野村氏から会頭就任を要請され、１５日に受諾する意向を野村氏に伝えた。
記者会見を開いた野村氏は、佐藤氏を後任に指名した理由について「大阪・関西を活性化させたいという
強い思いがあり、先を見据えた大局的な視点での構想力、具体的な事業として実現する行動力を兼ね備えて
おられる」と説明した。同席した佐藤氏は「大商のために、大阪・関西の発展のために一生懸命努力したい」
と抱負を語った。
会頭任期は１期３年だが、佐藤氏は野村氏が残す任期を引き継ぐため、最初の任期は２０１１年１０月末
までとなる。大商は１１年１１月に臨時議員総会を開き、改めて佐藤氏を会頭に選出することになる見通しだ。
０４年３月に会頭に就任した野村氏は、在任期間の長期化を避けるため、早期に勇退する意向を示してきた。
これまでに佐藤氏のほか、副会頭の町田勝彦・シャープ会長（６６）と樋口武男・大和ハウス工業会長（７１）
にも会頭就任を打診したが、２人とも社業優先などを理由に断った。
ソース：YOMIURI ONLINE
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