10/01/18 15:15:10 VSzDYWov
規制緩和で労働者の弱体化を狙い、小さな政府で社会保障を削り、一方でセーフティネットを整備することすらせず、
問題が起きたら自己責任と言う。 そんな政治が続いてきた中、企業がどんどん付け上がっていったここ数年。
日本経済の今の体たらくにはおそらく経営者自身が戦いているのではないだろうか?
まさかここまで低賃金化が進み、消費が減退、20年もデフレから脱却できないとはと。
合成の誤謬とは恐ろしいものだ。 企業の極めて合理的な労働者の買い叩きや、非正規雇用の活用が日本全体に拡散したとき
どのようなことが起こるのか。 恐ろしいまでの低賃金化と貧困層の増加、消費減退、更には経済の時限爆弾たる少子化を加速。
もはや手の施しようが無い。
だが企業はそれに反省し少子化や低賃金化、非正規雇用化にブレーキをかけるどころか、今度は新興国に逃げますと来たもんだ。
しかも逃げられたくなかったら解雇規制を緩和し法人税を下げろと言い出す始末。 世も末だろ。
今度は日本企業の新興国シフトが新たな合成の誤謬を招くにちがいない。
極めて冷徹で合理的な経営者の行動が合成されると、マクロではとんでもなくマヌケな事態に直面せざるを得なくなる。
日本の経営者の右倣え根性が、合成の誤謬を招きやすくしているのではないかと思うことがある。
日本は右倣え経営者によって滅ぼされるのではないだろうか?