10/01/16 14:27:36 yWTBq3Vx
40年以上前 「われわれ日本人が今日当面している重要な課題はつぎの三つである」
(1) 技術革新が急速に進展する社会において,いかにして人間の主体性を確立するか。
(2) 国際的な緊張と日本の特殊な立場から考えて,日本人としていかに対処するか。
(3) 日本の民主主義の現状とそのあり方から考えて,今後いかなる努力が必要か。
URLリンク(www.mext.go.jp)
・・・頭数労働時代の考えから抜け出せずに、主体性が無く受動的にしか動けない人材を垂れ流し、
日本が世界トップレベルに一気に追いついた構図がいずれ中国やインドでも起こるという
アタリマエを無視して危機感を醸成せず人材を変えなかったゆえに、当然のように日本が弱体化している。
周辺国の廉価な”頭数労働”では代替出来ないような新しい領域に切り込んでいける人材、
新しい領域を日本が優位性を確保できるビジネスに利用できる人材、そういう人を育成するための
”高学歴化”は必須であることは分かっていた。しかし実態は本来の目的達成が不十分なままで
”名ばかりの高学歴”を増やしてしまったことの問題が今、日本社会で顕在化している。
「社会を牽引できる人は少数でいい、見つけ出して高度化しよう」というなら、少子化で大学の入学枠は絞るべき。
しかし東大も含めて入学枠は拡大してしまっている。自ずと、大学に居る学生の質は低下する。
社会を牽引できないばかりか就職すらできない人間を増は本来、社会での労働に直結した高度な職業訓練でも
受けていたほうが、余程社会のため、国のためになるはずだろう。
何十年経ってもそのような構図を作れなかったことが、日本教育システムの重大な過ちと言える。