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工場の新設・移転候補、大阪府がトップの訳
2010.1.13 23:33
帝国データバンク大阪支社が発表した「企業立地検討先都道府県ランキング」によると、
本社や事業所などの移転・新設を検討している企業(1464社)にとって、工場の候補先では
大阪府が41社(全体の12.9%)に上り、全都道府県の中で首位だった。工場は雇用創出など
地域経済活性化が期待されるため、同支社は「工場建設を計画する企業にとって、大阪府の魅力は
トップクラス。うまくアピールし、具体的候補地としてテーブルに乗せてもらう戦略が求められる」と指摘している。
関西では、兵庫県は23社で7位、京都府が14社で11位。大阪湾岸でパナソニックやシャープが
薄型テレビ用パネルの大型工場を相次ぎ稼働させて“パネルベイ”と呼ばれているほか、環境に優しく
省エネルギーにつながる太陽電池やリチウムイオン電池の生産拠点の集積も進んでいる点などが
高評価につながったようだ。
2位は埼玉県の38社、3位は東京都の34社。東京都は地価が高く、広い用地を確保しづらい点が
嫌気されたとみられるが、本社の候補先では首位の162社(全体の39.9%)で、2位の大阪府(61社)を
大きく引き離して圧倒的強さを見せた。ただ、大阪府は3位の神奈川県(31社)にほぼダブルスコアの
差をつけており、同支社は「本社機能としては東京の隣接各県より高い評価を得ている」とした。
調査は昨年12月、全国の2万1632社を対象にインターネットで実施し、47.2%の有効回答を得た。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)