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協和発酵キリンは8日、米リアタ ファーマシューティカルズ(テキサス州)から、糖尿病性腎症の
新薬候補「バルドキソロンメチル」の日本やアジアにおける独占的開発・販売権を獲得したと発表した。
契約額は一時金や分配金の支払いを含め最大で2億7200万ドルを超える。協和キリンは腎疾患を
新薬開発の重点分野の1つに位置付けており、新薬導入で製品拡充を目指す。同社では、
まず日本で第1相臨床試験を始める計画だ。バルドキソロンメチルは、抗酸化因子の増加や
解毒因子の産生をコントロールする遺伝子「Nrf2」を活性化する低分子医薬品。細胞内の
炎症シグナル経路を抑えることで組織を炎症から守る働きがある。リアタが米国で実施した
第2相臨床試験では、患者の9割以上で腎機能の指標である糸球体ろ過量の改善が確認されている。
▽ソース:化学工業日報 (2010/01/12)
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