10/01/12 16:10:29
牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーが12日発表した昨年12月の
月次動向調査によれば、既存店の客数は前年同月比15.9%増となり、
7カ月ぶりにプラスに転じた。12月7日に、牛丼並盛りの定価を一気に
50円値引きし、業界最安の280円に引き下げたことが貢献した。
値下げによる減収を、大幅な客数増でカバーした結果、既存店の売上高も
1.6%増と11カ月ぶりに増加となった。
大手牛丼チェーンで12月の売上高がプラスに転じたのはすき家のみ。
デフレが加速する中で、すき家の大幅な値下げ戦略が、顧客ニーズに合致した格好だ。
一方、定価を据え置いた吉野家は、12月の既存店客数が24・9%減少し、
売上高も22・2%のマイナスになった。客数と売り上げがともに2割以上減るのは、
BSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼の販売を休止していた2005年1月以来。
すき家と100円の価格差で客足が遠のいた。
一方、12月3日から牛丼並盛りを60円下げ320円にした「松屋」は、
12月の既存店客数こそ6・8%増となったが、売上高は3・3%減と
8カ月連続でマイナスだった。
中途半端な値下げでは、客数を大幅に増やせず、売り上げをカバーしきれない
実態が浮き彫りになったといえそうだ。
◎ゼンショー[コード/7550] URLリンク(www.zensho.com)
◎吉野家 [コード/9861] URLリンク(www.yoshinoya.com)
◎松屋 [コード/9887] URLリンク(www.matsuyafoods.co.jp)
◎ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)