10/01/05 22:20:16
中部経済連合会の川口文夫会長は読売新聞の取材に対し、中部国際空港（愛知県常滑市）
と県営名古屋空港（豊山町）を統合して運営すべきだとの考えを明らかにした。日本航空
などの路線撤退が相次いでいる現状に対し、空港を中部に集約することで空港経営の基盤
強化を図る狙い。空港運営に影響力を持つ財界首脳の意向が与える影響が注目される。
中部空港は２００５年２月に国際空港として開港。愛知県や空港関係者は県営空港を
小型機やヘリ用の「コミューター空港」として存続させ、０７年には座席数１００席以下の
小型機の発着を認めることで合意している。
県営空港は名古屋市中心部から近いなど利便性も高いため、国内定期便（１日１８往復）
のほかビジネス機なども発着している。川口会長は、大阪府知事が大阪（伊丹）空港の
廃港と関西空港のハブ（拠点）化を主張している動きを挙げた上で、地方空港での減便が
進み、空港間競争が一段と厳しくなっている現状を指摘。県営空港の機能を中部空港に
統合・集約すべきだと主張した。名古屋商工会議所の岡田邦彦会頭も読売新聞に対して
「（論議が）俎上に上る可能性がある」と述べており、中部財界が２空港の統合に向けて
足並みをそろえる可能性もある。
ソース：YOMIURI ONLINE
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