10/01/04 12:40:54
フランス消費者組合連盟は、機関誌『UFC ク・ショワジール』の1月号で、乗用車の信頼性と
コストに関する最新の調査結果を発表した。調査は、読者2万6000人からの回答をもとに集計したもの。
それによると、「故障の少なさ」ではダイハツが1位で、2位はレクサス、3位はルノー・グループの
ダチアだった。
また「年間維持修理費の安さ」の項目では、ダチアが130ユーロ(約1万7200円)でトップ。
2位マツダの229ユーロ(約3万0400円)、3位フォード230ユーロ(約3万0500円)を大きく引き離した。
「故障の少なさ」で1位になったダイハツは、フランス市場で『クオーレ』(日本名『ミラ』)、
マテーリア(同『クー』)、トレヴィス(同『ミラ・ジーノ』)、シリオン(同『ブーン』)、
テリオス(同『ビーゴ』)、そして『コペン』の6車種を販売している。
参考までに欧州仕様のクオーレは998ccエンジンで、フランスでの小売価格はマニュアル仕様が
1万0690ユーロ(約142万円)。
ダイハツは昨2009年に、ドイツでもJDパワー&アソシエイツ社の顧客満足度調査で1位を獲得している。
ただしフランスの主要メディアは、むしろダチアの好成績にスポットを当て、ルーマニア製の
ローコスト車として登場した同ブランドが「安かろう、悪かろう」ではないようだと報じている。
ちなみに、ダチアの最も安い『サンデロ』1.2リットルのフランス小売価格は、7800ユーロ(約103万円)。
フランス政府の買い替え奨励金を活用すると、約6000ユーロ(約80万円)で買えるモデルもある。
同時に、調査ではフランス国内3ブランドが奮わなかったのも際立った。
「故障の少なさ」でシトロエンは21位、プジョーは24位。とくにルノーは28位に留まり、
皮肉なことに子会社ダチアと明暗を分けた。
ダチアからみれば、いわば下克上状態ともいえる。
「年間維持修理費の安さ」でもプジョーの9位 250ユーロ(3万3200円)が最高位だった。
メインテナンス・コストに敏感なフランスのユーザーだけに、調査結果は彼らのブランド認識の変化を
加速させるかもしれない。
ソースは
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ダイハツトレヴィス
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ダイハツシリオン
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ダチアサンデロ・ステップウェイ
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ダチアローガン
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