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[北京 29日 ロイター] 中国の電力会社、南山電力(200037.SZ: 株価, 企業情報,
レポート)は29日、原油のヘッジ取引2件がデフォルトとなった件について、米ゴールド
マン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)子会社への支払いを拒否すると明らか
にした。
中国の国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)幹部は今月、ゴールドマン・サッ
クスやシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、メリルリンチMER.N、モルガン
・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)などの海外金融機関が「極めて複雑」かつ
理解しにくいデリバティブ商品を販売したと非難している。
南山電力の声明によると、同社はゴールドマンのトレーディング子会社、J.アーロン・
アンド・カンパニーから、原油のオプション取引を終了させた件で最低7996万ドルの
補償を求められている。
南山電力は「J.アーロンの要求は受け入れられない。同社と交渉し問題を平和的に
解決するため最善を尽くす。ただ、話し合いが不調に終わった場合、訴訟の可能性は否定
できない」としている。
在北京のゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。
SASACは9月には、国有企業が原油デリバティブ商品を販売した海外金融機関に
法的措置を取った場合、国有企業を支持する姿勢を示した。
ソース:Reuters
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