09/12/31 02:19:27
証券最大手の野村証券と三井住友フィナンシャルグループ系の日興コーディアル証券が、
大阪証券取引所の外国為替証拠金取引(大証FX)に取次業者として参入する方向で
最終調整していることが30日、分かった。参入時期について、大証側はFXスタート
から1年になる来年夏までを期待している。大証FXは低調な取引を余儀なくされて
いるが、2大証券の参入は「強力な援軍」(大証幹部)になりそうだ。
大手証券の大証FXへの参入はまだなく、取引所FXとして先行する東京金融取引所の
「くりっく365」でも、今年11月に参入した大和証券しかない。大和証券は現時点で
大証FXに参入する意向はないもようだ。
大証FXは今年7月21日に、取引がスタート。最大30倍程度の証拠金倍率で外国
通貨を売買するもので、円-米ドル、円-豪ドルなど9通貨ペアを取り扱っている。
取引所FXとしては、くりっく365に次ぐもので注目を集めたが、月間取引高は
くりっく365のわずか1~3%程度で低迷している。
低迷する原因の一つに、投資家の注文を受ける取次業者が、現時点で8社と当初の予定を
大幅に下回っていることがある。これには大証が取次業者として期待する証券会社側が、
東京証券取引所の新システム「アローヘッド」が来年1月4日に稼働するのにあわせて
システム改修に最優先で取り組んだため、大証FX対応が後回しになったことも大きく
影響した。
来年2月に、ネット証券大手の松井証券が参入してサービスを開始することが決まって
いるが、厚い顧客基盤を持つ野村、日興コーデの参入で、大証は「反撃の態勢が整う」
(幹部)としている。
◎大証FX URLリンク(www.ose.or.jp)
◎野村証券 URLリンク(www.nomura.co.jp)
◎日興コーディアル証券 URLリンク(www.nikko.co.jp)
◎ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)