09/12/30 11:31:45
大丸の山本良一社長は29日、心斎橋店北館(大阪市中央区)地階の10~20代
女性向けファッションフロア「うふふガールズ」を、他店舗にも展開する方針を
明らかにした。売り上げ低迷に悩む百貨店業界は若年層の取り込みが課題で、
食料品売り場が定番だった地階をファッションフロアに転換した“実験” を、
百貨店復権の起爆剤にする考えだ。
心斎橋店北館は、大丸心斎橋店(現南館)に隣接する旧そごう心斎橋本店を買収して
改装し、11月にオープンした。周辺に欧米有名ブランドの直営店が集積、関西の
若者ファッションの発信地・アメリカ村も近い。
「周りには若者があふれているのに、百貨店に入ってこないのはやり方がまずいため」
と店づくりを見直し、地下1、2階3800平方メートルに衣料品や雑貨、カフェなど
27店を展開した。手ごろな価格帯で若い女性に人気のブランドを集め、接客は各ブラ
ンドの服を着たテナントの従業員が対応。テレビCMでも「うふふガールズ」を前面に
出して大丸色を薄め、「百貨店は入りにくい」と感じていた10~20代の女性の取り
込みを図った。
オープン1カ月後の調査で、同フロアの買い物客の8割が大丸の顧客カードを持って
おらず、新規客の獲得を確認した。山本社長は「狙い通りの成果を上げている。他店にも
展開を考えているが、金太郎あめのようにそのまま導入はしない」と、立地条件に応じて、
フロアの名称やテナント構成を柔軟に変えていく方針だ。
●大丸心斎橋店北館の新企画フロア「うふふガールズ」
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◎大丸心斎橋店
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